うちの「しじみ」君は鍵しっぽである。しかもほぼ直角の曲がり具合。

うちに来たときからだったので、たぶん先天的なものなんだと思う。

もしかしたら保護施設にいた頃、誰かにうっかり踏まれちゃったのかもしれない。ちょっと恰幅のよいスタッフさんがいたので、その説もゼロじゃないんだけど(笑)。でも、「あさり」のしっぽを触ってみても、少し骨に違和感がある感じで、やっぱり生まれつきの可能性が高そう。

どうやら、脊椎の骨の数が少なかったり、骨同士がくっついてたりすると、こういうしっぽになることがあるらしい。猫種によっても出やすい傾向があるとか。

それにしても、ここまできれいな直角って珍しい気がする。ふさふさじゃない毛並みだから、余計に“90度感”が目立つのかも。しっぽをピーンと立ててるときなんて、まさに垂直。見れば見るほど芸術的。

そして何より驚くのが、この太さ!
まるでふかふかのマイクみたいな重厚感。さすが体重9キロ、しっぽも立派な風格。

鍵しっぽ

「鍵しっぽ」って、幸運の扉を開ける鍵だったり、幸せを引っ掛けてくるって言われてるけど、この太さに合う鍵穴なんてないと思うんだが…。だから、きっとたくさんの幸せを引っ掛けて、運んできてくれるんだろうな。

それにしても、君と一緒に毎日を過ごせるだけで、ほんとに幸せなんだ。しじみ、ありがとう。

ああ、なんか自分で書いていてウルっと来ちゃった。歳を取ると、涙もろくなるよね。